HNK番組あさイチで「家族に忍びよる!脱法ドラッグ」特集をやっていたのでみたよ。歌手のASKAさんがドラッグで逮捕されたから特集を組んだんだろうな~。うちの子供たちはまだ小学生だけどネットが発達している今、違法ドラッグ&脱法ドラッグは簡単に手にはいってしまう時代。こればっかりは“子供の自己責任”“なんでも経験させるべき”とはいえず、親がしっかりと管理してあげないとだめだ!!!!と番組をみて強くおもったよ。
▼これが脱法ドラッグ(脱法ハーブ)。見た目はアロマやサプリに似せている
(画像は●あやしいヤクブツ連絡ネット https://www.yakubutsu.com/のキャプチャ画像です)
ってことであさイチ『脱法ドラッグ』についてメモっておきまーす。もし中高校以上のお子さんがいるママさんがいたら、お子さんといっしょによんでみてね(^v^)ノ
脱法ドラッグ(合法ドラッグ)は麻薬より依存度が軽いは嘘!
私もまちがってたΣ(゚д゚;)
「脱法ドラッグ・脱法ハーブ」は麻薬(覚せい剤・ヘロインなど)よりも効き目が軽くて依存度がないっておもってたよ…。番組内でマウス実験してみたところ脱法ドラッグをあたえられたマウスは数時間で頭の細胞が死滅、数時間後には足がしびれていてたてなくなっていた。
「脱法ドラッグ=法律では規制されていない、すっていても逮捕されない」のは本当だけど「脱法=依存度が軽い」というわけではないんだね。自分の将来やカラダのことを考えたら違法ドラッグでも脱法ドラッグ(脱法ハーブ)であろうと、行きつく先は薬漬けで廃人まっさかさまに…。友達にさそわれても絶対すっちゃだめ! ってことを理解しておいたほうがいいね。
脱法ハーブは種類がおおくて、法律で規制するまえに表にでてきては消えてしまって取り締まりができないだけっていうのが本当のところみたい。
脱法ドラッグはどこで買えるの?
・住宅街の普通のお店
・自動販売機(入浴剤としてうられている)
・インターネットの通販
未成年が脱法ドラッグをはじめたきっかけは?
「友だちにすすめられて」
「好奇心がつよかった。こんなことになると思わなかった」
「最初はすぐにやめられるとおもっていた。一般的な麻薬にくらべてききめが薄いとおおもっていた」
「最初は友達の家に数名であつまったときに、そのなかの一人から軽い気持ちでもらった。その後も数回もらった。自分でもお店にいって買うようになった」
今は空気をよむ子どもがふえているから、「ここでドラッグを断ったら場の空気が悪くなるな」と考えてしまうみたい。1度目はきちんとことわることができても、何度もすすめられているうちに「断ったらわるいな」となってしまいがちに。
脱法ドラッグで薬物依存になってしまった鈴木さんご夫婦長男の実体験
あさイチ内で紹介されていた鈴木さんご夫婦(東京都内在住・仮名)の実体験。箇条書きなのでわかりにくかったらすいません~。私の感想はカッコ内にかいてみました。
・鈴木さん夫婦の長男はもともと勉強熱心。高校は進学校で友達もおおい。みんなから学級委員長に推薦されるほど人望もあつかった。
・大学進学直後、鈴木妻が長男の部屋にはいるとどうも空気がよどんでいる。部屋で脱法ハーブのパッケージを発見。あわてて長男にといただすと「いつだってやめるから大丈夫だって!」と笑顔でいわれた。その言葉を信じて見守ることに。夫にはしらせなかった。
・そのまま長男が脱法ドラッグをやめたかどうかわからないまま数年経過。大学卒業後はせっかく就職した会社もすぐに退社してしまう。
・ある日、長男がお金を要求。「友達とごはん食べにいくからお金かして。いつもおごってもらってばかりだと悪いんだ」と。そのたびに万単位でお金をわたしていた。
・鈴木妻は「ハーブをかっているかもしれないとは思いつつも(友達とのご飯は)本当かもしれない。自分の長男に対する想いがつうじているはずと信じたかった」とコメントしている。
・とうとう長男は台所のガラスの破片がひろえなくなった(薬の影響でマヒ)。ろれつもおかしい。さらに夜中に「だれかが僕を狙っています」と幻覚がみえておびえるようになった。
・鈴木母はここでようやく夫に話す。
・鈴木夫いわく「夜は9時、10時帰宅がおおかった。家の様子がわからなかった」とのこと。
(管理人SAI感想:大学入学~就職後まで最低5年はあったはず。その間、妻&子どもと親しく心から話したことがなかったんだろうな。でないと普通きづくはず。よくあることだけど「家庭ほったらかし」ていたんだろうなと推測)
・結局、薬物施設に長男をいれた。職員には「薬物依存は一生なおりませんよ。回復の道を一生進むことになる」といわれて鈴木妻は大ショック。
・脱法ドラッグにはまった長男へ「今何をおもうか?」とインタビューすると。
長男「自分のせいで家族がケンカしたり、仲たがいさせているのが申し訳ない。まだ年齢も年齢なので(回復の)軌道にのせたい」
(管理人SAI感想:これ、すっごい優等生のコメントだよね。自分のことじゃなくて両親のことばっかりいってた。長男はきっと責任感がつよくて優等生なんだろうね。でもだからこそ日常的に不満があっても気を許して話せる相手がいなかったんじゃないかな。私は自分をふりかえって“子どもを自分に都合のいいように、いい子ちゃんであり続けるように扱うのは、こういうひずみを産むんだな。怖いな”と思った)
脱法ドラッグに子どもがはまってしまったら?
・薬物依存になると暴れたり、一度やめても繰り返したりします。
・依存症は一生なおらない(甘いものをやめられないダイエッターのようなもの)
・さっきの鈴木さんを例にたとえるなら、部屋で薬を発見したらすぐにやめさせておくべき。「すぐに辞めるから」といっても子どもまかせにしない。
脱法ドラッグの治療方法
・早い段階で子どもと向き合って本音で話す
・専門家にすぐに話す。
・具体的には家族会議をひらいてみんなで考える、専門家のカウンセリング、認知行動療法(=本人に自分のやっている行動を認知させる治療法)をとる。鈴木妻のようにお金をわたしたりして「共依存(=きっぱり拒絶する態度をとれず間接的に中毒になる手助け)」におちいらないようにする。
≪まずはここに相談!ドラッグ相談所≫
●全国精神保健福祉センター(厚生労働省運営) https://www.mhlw.go.jp/
●あやしいヤクブツ連絡ネット https://www.yakubutsu.com/
管理人SAI*の感想
子どもが薬物に手をだすきっかけは大きく3つかなと思った。
(1)友達にさそわれてことわりきれない(自己主張ができない、周りの意見を尊重しすぎる子どもに注意)
(2)家庭がうわべだけのものになり、子どもに「自分のことをみてくれない」「親とは何も話すことがない」「親には相談できない」と思わせてしまうこと。
(3)優等生=いい子ちゃんでいようとするプレッシャーやストレス
これどれかっていうよりも、いろんな条件が重なって手をだしてしまう気がする。たとえば「親のいうままに優等生を演じてきたのに、両親が不仲になってしまった。自分は何のために勉強してきたのかな」とか。子どもが自分の人生に迷ったときかなって。
最初にもかいたけど、今はネットで簡単に売っている場所や通販で手にはいってしまう。スマホが普及しすぎてネットをやらせないっていうのも無理(就職活動でもつかうもん)。だったら、もう子どもに脱法であろうが違法であろうが、薬物の怖さを親が一緒になって勉強していくことしかないかなっておもいます。
お子さんに「脱法こわいな!」っておもってもらうきっかけになればサイワイです(≧▽≦)♪
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